台湾のくじ付きレシート「統一發票」賞金受取りに行ってみた
台湾のレシートは宝くじつき、というのは有名な話だと思います。私も台湾に来てからずっと集めて、発表の時には一枚一枚確認しています。が、当たっても賞金引換えに行ったことがありませんでした。
昔は200元が何回か当たってたんですが、中国語も分からない中、郵便局での手続きが面倒だったのです。少し話せるようになった最近では、滅多に当たらなくなって行く機会がございませんでした。
でも、思い出したように財政部の当選番号発表サイトを照会すると、2枚も当選してました!6等200元が2枚、合計400元(約1200円)。昼食6日分や〜。
今回は、これを初めて換金しに行きました。
■くじ付きレシート(統一發票)とは
レシートにある8桁のコードによる宝くじ。下は200元、上は1000万元(3千万円)!
特別賞、特賞、頭賞までは8桁全部が一致。二賞から六賞までは、頭賞の下何桁が一致するかによって決まります。その他、毎回あるわけではありませんが増開六賞として、下3桁が合ってれば当選、という特別賞がある場合もあります。
リンク:財政部の当選番号発表サイト
発表は二ヶ月ごと。例えば、1−2月分の発表は3月25日。賞金の受取りは、翌4月6日〜7月5日までの3ヶ月間となります。
勿論、外国人も賞金を受取れるので旅行したら取っておきましょう。
■賞金の受け取り
私の今回当選した賞は、一番下の6賞なので近所の郵便局へ行きます。他にも、当選金額をセブンイレブンでiCash悠悠卡(suicaの様なコンビニ支払いにも使える電子マネーカード)にチャージしたり、金額分の商品に引き換えることもできるらしい。
四等以上の高額当選は、指定の郵便局に行く必要があるとのこと。
早速、レシート、居留證(又はパスポート)を持って郵便局へ。
机に、それらしい申請用紙もないので、番号札を取って呼ばれるのを待ちます。
郵便局内には、当選番号が貼られて居たので、念の為番号をチェック。もし見間違いだったら何か恥ずかしいのでw
番号が呼ばれて、受付さんに尋ねると、レシートの裏に住所、氏名、電話番号、居留證番号(又はパスポートナンバー)を書け、とのこと。
記入済みレシートと居留證を渡すと、その場で当選番号か確認。1分も待たずに計400元の賞金をゲットできました!!なーんだ簡単
■發票の由来、電子發票
1951年元旦から始まったこの制度は、商店の脱税防止が目的だったらしいです。確かに、一定期間後にランダムで国民からレシートを集められれば、商店からの申告と付き合わせて脱税も確認できますね。実際にこれで税収が確保されていたらしい。
wikipedia(中文)統一發票によると、制定してから税収が76%上がったとのことらしいので、どんだけ脱税してたんだよって思いましたが、まぁ当時は大陸から多くの軍が台湾に着いて間もない混乱期だったんでしょうね。
さて、最近はこの發票の電子化が進められています。私の台湾についた2011年はそれほどでもありませんでしたが、2012年にセブンイレブンのレシートが電子化されたのを機に少しずつ他の店でも見かけるようになりました。
とはいえ、全面的に移行したわけではないので、今は何とも中途半端な感じです。例えばセブンイレブンで悠悠卡(電子マネー)を使って買い物をすると、「發票は要りますか?」と聞かれます。要ると言えば従来の番号入りレシートが貰えて、「要らない」と言えば悠悠卡内に發票の番号が記録され、更に紙で買い物明細を貰えます。
なんだか店員さんも手間が増えてるし、紙の削減目的なのに明細を印字していたら意味がないんじゃないの?と買い物の度に思います。
ただ、いずれ全部が電子化するとそれも問題ではなくなるのかもしれません。将来電子化されれば、一年に80億枚のレシートが消え、企業は20億元のレシートコストを削減できるようです。
一枚一枚目で確認しなくても、悠悠卡なら電子端末ibonにカードをかざすだけで2ヶ月分の当選状況がすぐに分かります。
ところで街角においてある、レシート募金箱。寄付されたレシートの賞金が社会福祉に活用されているようですが、これも電子化がもっと進んだら徐々に姿を消す運命なんでしょうね。
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