台湾中部への旅 ー 台中 part.2 台中から日帰り!鹿港観光
■台中から鈍行電車で
こんな電車にのります。 |
彰化の駅 |
■彰化からバスで鹿港へ
駅前のロータリーでひたすらバスを待ちますが、なぜか素通り。近くの人に聞くと、鹿港行きのバスはバス乗り場から、とのこと。駅を背にして10時の方向にバスターミナルがありました。もっと早く聞けばよかった!
■静かな小道、後車巷
表通りは商店が多く、また歩道はアーケードに成っていて建物が観辛い!ので、後車巷という小道を歩きます。もう一本奥には、老街が平行して走っていますが、これは帰りに通ることにします。
通りの、とある民家には(恐らく道教の神様や仙人?の)フィギュアがたくさん!2011年頃、NHKで観た鹿港の旅行番組でみた事のあるお家です。おじいさんが趣味で作っているとか。丁度台湾就職が決まった頃の番組だったので、偶然見られて当時を思い出して、ちょっと嬉しいです。
まっすぐ歩くと、視界が開けて天后宮に辿り着きます。しかし、お昼が未だなので先ずは腹ごしらえ…
■鹿港の名物といえば、牡蠣!
牡蠣が有名な鹿港、やはり牡蠣を使った小吃を食べたいと思います。天后宮の門の目の前には、牡蠣料理のお店が並んでおります。
今回食べたのは、蚵仔(牡蠣)の蚵爹。ネギと小麦粉で練られた皮の中に牡蠣が沢山入った揚げ物〜。ジューシーで汁がこぼれる…美味しかったです。
蚵爹 |
■天后宮
こちらは建立から400年以上経つ、媽祖の廟です。
私にとっては道教のお寺は、どこも凄いなーと思うぐらいで、あまり違いや特色を見る目がないんですが。。。色とりどりのタイル、装飾は綺麗でした。
ちょっと勿体ないので、廟の建築解説書みたいなのを買って、鑑賞が楽しめるように勉強しようかなぁ。
雨だから?お供え物が少ない。納められたばかり? |
屋根の装飾 |
■鹿港老街
この通りには、清代の赤い瓦の建物がとても多く残っています。地元の方が住んでいるのも時々見かけますが、殆どは中が商店に再利用されています。
この通りにある、日本時代1928年に建てられた、鹿港公会堂。
中に展示があるようなんですが、祝日のため入れず。残念でした。
鹿港公会堂 |
古建築ゲーセン |
鹿港老街 |
ずっと歩き続けて疲れたので、カフェに入ることに。
■鹿港カフェ・馬可尼咖啡
奥にある席でまったり。
エスプレッソ、ココナツベーグルを頂きました。清潔で広くて、古い家屋をリフォームした店内は居心地がよく、1時間ぐらい長居してしまった。
このお店で面白いのは、この店の奥には中庭があって晴れていれば空の下でもコーヒーが頂けるところ。更に奥に進むと、小さな廟や展示室とも繋がっていて、なかなか雰囲気がありますです。
更に更に奥に進むと出口。外にでると、目の前には鹿港民俗文物館が。
こちらの台湾人ブログには、裏から入った写真が多数ありました。
Nicole的生活日記「丁家大宅」
馬可尼咖啡(Makaeni Coffee)
住所:彰化縣鹿港鎮中山路134號
■鹿港民俗文物館
さて、その鹿港民俗文物館ですが、昔の豪邸でした。
着いたのが遅くて閉館1時間前だったので受付のおっちゃん、入場料金を半額にしてくれました!
鹿港文物館 |
もともとは辜顯榮という地元有力者の館だったのですが、鹿港文化保存の為に寄贈されたお屋敷です。
中には、多くの展示物。鹿港の歴史、中華文化の豪華な調度品などなど。洋館もあれば中国風の古い造りの建物もあって広いので、中国語が分からなくとも楽しめると思います。
私が気になったのは、日本時代の医薬品室の展示。薬品棚には「硫酸キニーネ」の文字。
展示の説明によると、鹿港出身の薬学士だそう。貧しいながらも頭が良かったので、本土(当時の日本)に留学、台湾に戻った後は総督府中央研究所で働き、中華民国になった後も台湾の医療の発展に貢献したとのことです。
■鹿港から台中へ戻る
歩き疲れたので、台中に戻る事に。
帰りのバスは、行きと同じ彰化客運で彰化駅まで向かいます。
行きは鈍行でしたが、帰りは快速電車の自強号に乗ります。鈍行が30分なのに、これだと15分!しかも40元とまだお安い。
彰化は、山線と海線の中継地。同じ自強号でも海線に乗ると台中駅には着かないので、ちゃんと山線の自強号のチケットを買います。
ところで、この自強号に乗ったのは良いんですが、私の席におじーさんが堂々と座っておる!!
「いや、台湾だからこの席は発券時の仮のもので、実態は使われてないんじゃ」とか色々考えた挙げ句、デッキで15分立っておりました。
あとから聞くとそんな事は無く、鈍行チケットを買った人が、人が居ない席に勝手に座っているだけとのこと。ちゃんと言えばどいてくれるとのことでした。そういえば、デッキで立ってた人、私の他にもたくさんおりました。
うーん、やっぱり日本の保護されて育った性質が抜けませんw恐らく日本なら、まず快速券を買ってない人が乗り込んでるってのは少ないんじゃないんでしょうか。距離が短いとチケット確認しないのかな。もっと強くならないと(笑)
鹿港は小さい街なので、半日でも十分満喫できました。台北からも日帰りで行けるらしいです。台北に飽きた方は、おすすめです。
台中に着いた後は疲れてしまって、マクドナルドを食べて寝てしまいました。
3日目に続く!
台湾中部への旅 ー 台中 part.3 観光スポットを回る
埋め立てられたエスカレーターw |
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