Facebook&ソーシャルゲームから日本/台湾の違いを考えてみる
Facebook も日本に根付いて大分経ちますね。最近はアプリも増えてきていますが、今台湾で話題のアプリはゲームのCandy Crush Sagaです。昨年のLine Pop、Diamond Dash に引き続き流行している、シンプルなパズルゲームです。
ちなみに一昨年の”おさわり探偵なめこ栽培キット”は台湾でも人気になってセブンイレブンでコーヒーを買って点数を集めると、なめこペンが貰えるキャンペーンをやっていた程です。
■Candy Crush Sagaとは
Original Update by 28154346@N07
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男性俳優の賀軍翔(マイク・ハー)が1週間廃人生活を含む、1ヶ月でこれを攻略したとか、くだらないネタがTVニュースになるほど人気になっています。まぁTVニュースは普段からこんなネタばかりですが(汗)
中文ニュース:星迷Candy Crush 賀軍翔1個月攻頂
私も、あまりに多くの友人から「招待」が来るので遊び始めてみました。なかなかシンプルな造りで、隙間時間にも手軽に遊べるので、ついついやり過ぎてしまいます。そろそろ辞めないと時間の無駄が激しいと焦り始めたところですw
■台湾人は日本人よりソーシャルゲーム好き?(疑問)
最近のソーシャルゲーム、同じゲームを遊んでいる友人の点数なんかも表示されるなど、射幸心を煽る仕掛けが満載です。
そのゲーム内の友人を見て気付いたことに、FB上では半分ぐらいを占める日本人が見当たらないwwつまり、私の繋がりの中ではプレイヤーの大半を台湾人が占めているのです。
思い返せば、Line Pop や Diamond Dash でも日本人より台湾人が多かったです。
日本では、流行っていないのか?
■仮定1:日本人は「シェア」が苦手?
このゲームでも、多くのソーシャルゲームと同じく「○○さんを招待しましょう」とか「○○さんに勝ちました、シェアしましょう」とか自動投稿される仕組みになってます。
でもこれ、日本人からしたら何となくウザイですよね。シェア/招待しまくって、積極的に遊べば遊ぶ程、村八分になりそうです。
あとは、シェアへの抵抗感でしょうか。ゲーム以外でも日本人には「タグ付け」や「チェックイン」、顔写真のアップロードにも、一応本人に確認してから、というのが「礼儀」となってるような印象があります。
台湾では(というより私の周りでは)、普通のドトール程度のカフェに行った時でさえ、「○○さんはShowizzyさんと○○カフェにいます」なんて知らない間に顔写真と共にタグ付けされてたりします。位置情報、プライベートだだ漏れです。最初は抵抗もありましたが、慣れれば「時間を共有してる記念」と受取って、逆に温かい人だなぁとまで考えるようになりました。良い悪いではなく、習慣や考えの違いですね。
■仮定2:台北はやる事がないw
先進国の大都市の一つ、台北ですが娯楽のバラエティは東京と比べれば多くはありません。更に、東京と比べると価値観に多様性がないので何かが流行ると、それ一色になります。
アニメが好きな人、中央線サブカルが好きな人、クラシック音楽好きな人、アートが好きな人、下北沢族…などなど色んな興味範囲があると思いますが、やはり人口が多い東京でやっと、それぞれが一大勢力になれるんでしょう。台北ではアニヲタもクラシックファンも、マイノリティです。
勿論、ネットで世界と繋がって価値観も多様化してるとは思いますが、日本よりも「良いもの」像の多様性が少ないように感じています。
スマホやタブレット所有率はかなり高いと思いますが、電車で漫画や本を読む人はほぼ皆無、皆さんゲームアプリかFacebook、Lineに勤しんでおります。
東京よりも通勤時間が短く、しかも携帯で遊べるとなれば、PSPやDSよりもスマホアプリになるのは納得。導入も断然手軽ですし。
と、やることが少ないからゲームしている面はあると思いますが、でも友達と協力して遊ぶゲームは楽しいものです。次は、どんなゲームが流行るのかしらん。早く寝不足解消せねば…。
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