台湾南部への旅 ー 台南 part.2 古跡巡り編ー日本統治時代の建物を中心に
■台南中心部の古跡
今回巡った古跡の地図(一部)@台南 |
■國立台灣文學館
國立台灣文學館(旧・台南州廳) |
■台南合同廳舍
で、文学館の入り口の向かいには、こんな消防署がある。これも日本時代の建物で1930年創建。中文wikipedia:原台南合同廳舍によると、真ん中の塔は昭和天皇に上って貰うために作られ、当時は御大典紀念塔と呼ばれたらしい。
旧・台南合同廳舍 |
■台南市警察署
旧・台南市警察署 |
■台南孔子廟
台南孔子廟 |
■旧・台南愛國婦人會館
孔子廟の南側の向かいに経つ、日本時代の建物。前身は台南愛國婦人會館。戦後は赤十字支社や図書館の分店などを経て、今はどうやら台南市の観光案内所のような施設になっている模様。
一階は土産売り場と展示場。行った時は、ちょうど台湾のアメリカ留学の歴史という珍しい展示していた。
二階は、和室。今迄見た少ない台湾の和室の中でも、割と綺麗に保存されていた。畳の匂いもプンプン。
一階のおばちゃんは、台南の観光スポットを多く教えてくれた。地元企業の箇所を大プッシュしたり、おばちゃんの着ている蛍光色のベストから考えると、台南市の観光案内所みたいな役割の施設なんだと思われる。ま、良い感じの施設です。
愛國婦人會館 |
■忠義國小内の台南神社社務所・武徳殿
愛国婦人会館の向かい、孔子廟の隣には忠義國小という小学校があります。小学校の施設内には、台南神社の社務所と武徳殿があり。入り口の門が少し開いていたのでお邪魔してフォトセッション。どうやら観光地化されているので、邪魔にならない範囲ならOKっぽい。
台南神社は既に無いが、社務所だけ残ってる。小学校の図書館となっていたので、中にははいれません。
旧・台南神社の事務所 |
台南武徳殿 |
■台南地方法院
小学校を右手にずっと進むと、2〜3分で台南地方法院が左手に見える。1912年の建物。戦後も台南地方法院として利用されていたが、老朽化により2001年に引越し、以降ずっと修復作業中らしい。以前は西側に高い塔が建っていたがこれは復元の計画はないとのこと。残念。修復後は司法博物館になるとのこと。内部も観に、また行きたい。
台南地方法院 |
■台南山林事務所
少し戻って、武徳殿の裏手の路を挟んだ向かいには、立派な洋館がドーンと建っている。1925年〜1945年の間に建てられた、旧山林事務所。台南の産業として林業を積極的に推進していたらしい。戦後も林業の管理所として利用された後放置。2003年に観光案内所となった。
少し前のガイドブックには、一階がレストランで…と書いてあったので期待してたが中文文学の展示室になっていた。二階は読書室と洋室。個人的に見るものが特に無かったので、建物を見るのが一番。
■台南測候所
台南測候所 |
修復中?の料亭 |
台南市の中心部は以上!
徒歩で全部で3時間かなぁ。文学博物館で展示を見なければw2時間ぐらいで見られたはず。このあと、昼食を挟んで台南駅の後ろ側にある成功大学を散歩した。
■國立成功大學を散歩
この大学の前身は日本時代の高等学校。今は台湾のトップ大学の一つとして有名。しかし敷地が広い!
キャンバス内の建物 |
しばらく歩くと、大きな木。
日本の「この木なんの木」日立の木と同じように、台湾では國泰(キャセイ)の木として有名。
こちらの中文ブログが写真豊富–> 榕園》百年國泰樹
國泰之樹 |
■赤崁樓 — 武廟
成功大学でブラリと食後の胃を落ち着けたら、また台南中心部に戻って、台南で有名な古跡・赤崁樓の見学です。この附近は城やら道教のお寺が多いので、ゆっくりと建物の細かい装飾やモチーフを見ながら歩きたいところ。
しかし、帰りのバスの時間が迫っているので、急ぎ足。写真、どのお寺か分からないよ…
まずは武廟。関羽様を祀っているところです。
武廟の天井。梁を担いでいる人が居るの、見えますか |
媽祖の寝台 |
赤崁樓 |
屋根。鯉が海の波を作っているところ |
見た所を列挙するだけで、こんなに長くなってしまった…。
台南の古跡を見て思うのは、オランダ時代のものや廟はもちろん、日本時代のものが多いということ。台南市の中心部は本当に小さいので(郊外も含めた台南市全部の面積は23区合計とほぼ同じ)、日本統治時代のものが密集していて当時の都市計画を肌で感じる。ウマく近代都市を作って搾取しようとしてたんだなぁと。
とにかく、大小含めて無数の古跡があるので、のんびりと巡る旅はオススメ。まだ見足りないので、改めて台南に足を向けたいと思います。
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