台南 – 木造の駅舎美しい保安、旧警察庁舎

今回の旅、台北から台南に行く時には高鐵（新幹線）で行った。高鐵の駅は、台南市内よりもちょっと離れている沙侖（さるん）駅という所。無料シャトルバスで市内迄1時間、電車で30分ぐらい？だったと思う。

そして、市内までの電車に乗っている間、台南の一駅前が「保安」という駅名だと気がついた。前に使っていた中国語の教科書にでていた有名な駅。なぜ有名かというと、この3個隣の永康駅から保安駅までの切符を買うと、切符に書かれた「永保安康」の文字が縁起が良いから（永く平和と健康でいますように、の意）。一時ブームになって、切符に並んだらしい。

保安の位置はこの辺り。

切符には興味がなかったんですが、時間もあるのでブラリ途中下車してみることにしました。ググって見たら「台湾最古にして最も保存状態が良い木造の駅舎」って情報を発見したので★

古い木造の駅舎 – 保安駅

そしてこれが、その駅舎。

元々は1900年に出来て、1909年、現在のこの場所に移されたようです。
駅の内部も、出来るだけ木造の雰囲気を残そうと努力されてる感じが。

うーん、良い空気。しばらく駅前にぼーっと座ってる、おっちゃん＆おばちゃんに混じって一休み。

保安 – 旧警察廳舎

駅の近くを散歩すると、レンガの遺跡が。

裏側。古い窓枠が歪んでいる。

どうやらこの建物、旧警察所だった模様。もともとは事務所と宿舎が合体したカタチだったみたいです。荒廃してしまったので、残せた入り口部分だけでもそのまま残して、無くなってしまった部分は派出所の屋根をガラスで再現して、バス停として今も利用されている模様。

ぶっつぶして新しいモノを建てるでもなく、歴史建築を客寄せパンダにした金儲け施設を作るでもなく、こうした生活に根付くバス停っていう施設に生まれ変わらせてしまう台南人のセンス、素敵だと思います。

今のバス停。写真の右奥が入り口部分。

このバス停から台南市内に行けたので、1時間かけてのんびり台南まで乗りました。次回は、保安近くの旧製糖工場にも行ってみたいなぁと思いつつ。