映画感想:メリダとおそろしの森
公開日:
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最終更新日:2014/11/27
映画
先ほど、ピクサーの “Brave” (邦題「メリダとおそろしの森」日本は7月公開らしい)を2Dで観てきた。
★★★★☆ 「メリダとおそろしの森」
スコットランドを舞台とした映画。
wikipedia によると、ピクサー初の女性主人公 & 初のフェアリーテールらしい。
これはちょっと意外でした。何故ってドリームワークスと混同していたり、アニメと言えば女性主人公が多い先入観(ジブリとか…)があったので。
そんな私が以前に観たピクサー作品は、金曜ロードショーだかレンタルだかで観た「トイストーリー」と「トイストーリー2」だけだと思う。
さて感想。まずは、映像がとことん美しい。CGアニメと昔は呼んでいたと思うが、観ている間はCGか実写かは意識しない。(普段から日本のアニメを観ているせいか?)
意識した箇所は、トレーラーを観ても分かる部分だがメリダという主人公のボサボサとした赤毛の質感が、とても自然だったことに驚いた。うーむおみごと。
話の筋は、トレーラーほど壮大なものではない印象を受けたけど、まぁ子供でも大人でも楽しめる内容なんでしょう。(私個人がストーリーラインを単純に捉え過ぎるだけかもしれません。美女と野獣を、「本好きの美人な変わりもの少女が、大量の本に釣られて獣と心通わせるストーリー」と単純に捉えてしまう程なので。。。)
娯楽作品として出来は良い。そして強烈ではないものの、メッセージの一応感じられる作品だと思う。私の中には残ってないけど。
そして音楽!!!!
ケルト系音楽は、10年程前にリバーダンスを観て「んー面白いけど1曲でいいや」と思ったものですが、エッセンスを強く残しながらも大衆用&映画に合うようにアレンジされていてとても聴き易かった。
以上。総じて、良い。非ピクサーファンの私でも楽しめました。
子供の居ない22時開始の回で観たけれど、笑えるシーンで大人が大声で笑うのは台湾ならでは。日本では「鑑賞」する態度と迷惑をかけない文化があるけど、こちらは特にコメディシーンはライブ感があって良いなあ。
ただ、エンドロールになると直ぐ客電がついて大部分が移動しちゃうのはちょっと残念なんだけど(だってエンドロール後にシーンが続く映画もあるじゃない?)
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