読書:スープオペラ
公開日:
:
最終更新日:2014/09/04
書籍
阿川佐和子『スープオペラ』を読んだ
好き度:★★★☆☆
台北に越して来てから、ずっと良くしてもらっている友達に貰った誕生日プレゼンツのうちの一つがこの本。プレゼントする時は悩んでしまうけど、自分では選ばないものとこうして触れ合うことが出来るから、プレゼントって良いもんだなぁ。
あらすじは新潮社のホームページから
ルイ。独身。35歳。女手ひとつで育ててくれた叔母さんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。一人残されたルイの家には、ひょんなことから二人の独身男が転がり込んできた。初老だけどモテモテのトニーさんと、年下の気弱な康介。唯一の共通点はスープ好き。一つ屋根の下で暮らすことになった、そんな三人の関係は。そして叔母さんの恋の行方は? 温かくキュートで少しだけ辛口の物語。
ゆーっくりと時間を過ごすのに良い本でした。
好きと言うには恥ずかしい、ゆるふわな空気感。でもちゃんと内容があって読後感は爽やかー。上のあらすじから、女性をターゲットにしているのは明らかだけど、男性が読んでも人間関係とかについて考えました。
感想は以上。
この本は、僕にとって読んだタイミングが良かったのだと思う。
今迄ラベル付けして認識してきた人間関係以外の新しいカタチに出会って戸惑っていたところだったので、それを考えるきっかけになったと思う。
「友達としての○○」とか「恋人としての○○」に当てはめて接する前に、「○○さん」に向き合う必要があるのかなと、今は思う。
実際会うと、とても楽しくて相性も良いのに、会っている最中に「恋人ではない」とか「(私の理想とする)友達付き合いをしてくれない」と悩んでいるのってとても勿体ない。
ちょうど直前にも、こちらに遊びに来た友人に「もっと気楽に考えたら」と言われた意味もなんとなく分かる気がする。
amazonではkindle版しかない模様
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