台北のカフェ事情。お気に入りカフェを見つけるぞ!
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最終更新日:2013/07/28
台北カフェ
日本に居た頃は、お気に入りのカフェに入り浸っていたわたくし。大学生の頃は、他にやることも無いので(いや、勉強しなさいよ)、古い喫茶店で読書/昼寝/瞑想をしておった。
台北に来てからはカフェ通いも減って、いやいや折角なのでお気に入りのカフェを見つけようと日曜に早速開拓に出かけてみた。その様子は、次回。今回は、今迄行ったカフェ、少し歩き回った状態での感想を。
■台北のカフェの印象(あまり行かなかった理由)
先ずは台北のカフェへの印象。以前少しカフェ回りをした経験から、なぜ台北のカフェから足が遠のいていたかというと、
1.うるさい。
台湾では誰かと一緒が好き。特に雰囲気のあるお店は、友達と集合写真を撮ってフェイスブックに上げる。大声で話したり、iPadで動画を見たり(ノーイヤホンの方も)で、雰囲気のある所こそ雰囲気が無い状態に…。
ここでは多くのカフェは静かに瞑想したり、読書したり、ヒソヒソしたり…という場所ではない。そういう団らんの場所も雰囲気あって良いよねと思うけど、日本で育った独り行動の私には気になってしまう。だったら家で読書した方が落着くわー。もちろん、(日本で通用している)マナーが云々という話ではない。お一人様の少ないこの国では、使い方や考え方が違うってだけだ。
2.純喫茶がない。
大好きな古い喫茶店が無い。日本には神田や上野や中央線沿いに沢山の古い喫茶店がある。だが、こちら古い喫茶店が本当に少ない。大部分はスタバやMr.Brownのようなチェーン店。古い喫茶店があったとしても、逆に下町の雰囲気で常連のおじいちゃんの溜まり場のようになっててうるさい。
古民家を改築した所も多いが、内装や家具が中途半端で学園祭のような印象を受けてしまい残念。
3.席が無い。
こちらでは珈琲一杯で一日中粘る人も。日本だと、1杯1-2時間ぐらいで出なきゃ申し訳ない感じがあるんだけど(あれ、私だけ?)、こちらではそんな心配は無用。むしろカフェで買わないで外から持ち込んだもので居座る人も時々いる…。
それに週末ともなれば何処のカフェも満席。何時間も勉強やおしゃべりに塞がれてしまうので、待ったとしても座れなさそう。勉強は図書館に行け!
■そんな中、素敵カフェが
と、そんな理由で私にとって落着く場所ではない台北のカフェ。でもよく振り返ると、一軒良く行くカフェがある。マレーシア出身の台湾の映画監督・蔡明亮のカフェ。これがポップス歌手のカフェだったら大繁盛なんだろうけど、見せ方を重要視する台湾人には好まれない「台湾の汚い部分を写す」芸術映画の監督なためか?今の所、いつ行っても必ず座れている。かつての町の中心、西門にある歴史的な建物・中正堂。カフェ以外の内装も素敵なのでおすすめ。
関連記事:映画感想:蔡明亮カフェと台湾映画。
中山堂公式ページ内、蔡明亮咖啡走廊の紹介(中文)
http://www.csh.taipei.gov.tw/ct.asp?xItem=11335620&CtNode=49509&mp=119061
こんなカフェがあるということは、これからもお気に入りのカフェに出会えるかもしれない!と思った。これからは時間が出来たら読書空間を求めて、新しいカフェを開拓して行こうと思う。
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